すたっかーとで送る早口映画語り

映画オタクの早口語りです。イケオジの写真をすぐに保存する人間。

映画の公開が延期になった話。「007ノー・タイム・トゥ・ダイ」

 

 

 

 

 

はじめまして。すたっかーとです。

今までブログとかにあまり縁がなかったのですが、個人的にここ数週間で気持ちの変化があったので書いてみようかと思います。

 

 

 

 

 

 

どういった経緯なのかというと、最近もちきりのコロナウイルスのせいです。不謹慎ではありますが、逆に「おかげ」と言ってもいいのかもしれません。

 

 

 

 

 

私は2020年4月10日公開予定だった「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の封切りを心待ちにしていたんです。

それはもう、指折り数えてカレンダーに斜線を引き、来たる4月10日に間に合うようにオメガのシーマスターの時計を購入する程度には。

 

 

 

 

 

ですがコロナウイルスの影響によるものかどうか、公式から名言はされてませんが上映日延期という形になってしまいました。

 

 

 

 

 

007という作品の一ファンとしてとても残念ではありますが、これも作品のことを考えればこその選択でしょうしそこになにひとつ怒りなどはありません。

 

 

ファンに出来ることはその作品を心待ちにし、公式ツイートにいいねをつけ、引用リツイートでプラスの気持ちを白い鳥に乗せてツイートすることです。

時間があるなら公開映像や過去作をコマ送りで見るのもいいでしょう。

過去作を見返して新たに感じるものを得る時間に、今は充てようと思いました。いいものって、何度見てもいいものですから。

 

 

 

 

 

カジノ・ロワイヤル」を見る度にマッツ・ミケルセンの顔の良さにため息が出るし、ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグサファイア色の瞳や金髪の睫毛、引き締まった身体に私の中にいるひと回り上の女が顔を出してトキメく。

 

世界であれほどタキシードが似合う男もそういないません。イタリアの高級ブランド「ブリオーニ」のタキシードを着こなしながらバカラをする彼のイケオジっぷりたるや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完全なオタク語りをしていましたが、少し切り替えて綴ります。

私がブログを開設したきっかけはネットニュースで取り上げられていた「007ノー・タイム・トゥ・ダイを呪われた作品呼ばわりする」ことについてひとりの作品のファン、映画ファンとして考えることがあったからです。

 

 

 

 

 

昨年11月上旬に公開予定だったこの作品は監督のダニー・ボイルが創作での意見の食い違いにより降板、キャリー・フクナガの監督就任、それに伴う上映日の延期など、上映前から軽く話題になっていました。

 

 

 

 

 

ダニエル・クレイグがボンドを演じるのは今作で最後になるので、ファンとして不安ながらも日に日に作品への期待度はあがっていきました。

 

 

 

 

 

撮影中にアクシデントが続いたことも、ヒヤヒヤはすれど、私には過去作を見返し、イアン・フレミング著の007原作本を読むことくらいしかできません。

 

 

 

インターネットの波に乗って出演俳優陣の写真を漁り、保存し、眺める。

結局オタクは待つことしか出来ないんだと、思っていました。

 

 

 

 

 

そこで今日、「呪われた作品呼ばわり」の記事を目に入れました。

 

『俺たちの作品を呪うな』

 

プライドと熱量をかけて一心に作品を作ってる人に、本当なら誰より賞賛を受けてカメラの奥で笑っているはずの人になんてことを言わせてしまっているんだと思った。

 

このシリーズを大好きにさせてくれた人にそんなこと言わせている現状に腹が立ちました。

 

 

 

 

 

 

 

悔しい!

 

自身最後のボンドを演じる彼がこんなことを言われるのも、待ち遠しにしてた作品にケチをつけられるのも、結局これもオタクの一人語りで埋もれてしまうのも全部悔しい。

 

 

 

 

 

そりゃ、制作陣は誰より悔しいだろう。

 

嘘かは知らないが、どこぞの国のゲテモノ食いのせいで結果こうして上映が遅れている。

 

そのことにチャチャ入れて「呪われた作品」なんてツバ飛ばしながら握りっぺして去っていくみたいなことをする人が出てくる。

 

一番悔しいのはダニエル・クレイグ本人でしょう。

自分が大事に抱えてきた作品にツバ飛ばされたら怒りくらい湧く。

 

 

 

 

 

例のネットニュースを読むかぎりでは、とてもいいことも書いてありました。

 

 

作品にたいする熱が文面でも間近に感じられたコメントだったし、ダニエル自身が脚本のプロセスに関わっていると知って期待度もより一層上がりましたから。

 

どこに関わっているとかそういうの聞いちゃうとオタクってテンション上がるんですよね。

 

 

あの記事を読んで単に「なんでそんなこと言うのー!フンガー!!」って気持ちだけにはならなかった。少なくとも私は。

 

 

 

 

でも悔しかったのは確かで、待ってるだけのオタクであることに不甲斐なさを初めて思いました。

 

 

 

 

 

いつも趣味で舞台を見に行くとき、チケットを確保して遠征したりブロマイド買ったり壁打ち用の垢でレポとか日替わり内容とか吐き出すと、少なからず「自分頑張ってる」って感じます。

実際頑張ってますし、頑張れてる自分が好きです。

何かを追いかけてる自分、好きです。

 

 

 

でも私が出来る頑張りってそこまでなんです。

 

 

 

 

 

私が必死に頑張っても日本とイギリスの距離は縮まらないし、公演の度に新しいブロとか出ないし仕事終わりのツイートもない。

 

 

 

 

 

私の頑張れる土俵、どこにもない。

 

 

 

 

 

結果、私の日々の熱量は写真みたり過去作見返したりすることでしか発散されませんでした。

 

それはそれで楽しいし。楽しくてルームシアターも買っちゃいましたけど。

 

 

 

 

 

でも私はあの記事を読んで、オタク語り上等!って思いました。

 

英語はネイティブじゃないけど、でも日本にこんなに心待ちにしてるファンがいるんだよって得意の長文レシート語りで伝えることできるじゃん。

 

ブラウザ開いてくれた人に作品語りして魅力的に感じてもらって、それで知ってもらえたら私うれしいし。

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり私は何かを追いかけて、頼まれてもないのにベラベラ語って、結局その沼に落ちてる人を見るのが好きです。

 

 

自分の好きなものを気になって、観て、好きになってくれているのを見るのが好きです。

 

これから上映までの長くも短くもあるこの時間、とにかく作品について語りたい。

 

とにかく興味をもってもらいたい。

 

好きな作品と俳優についてくっちゃべりたい。

 

口を開けてエサを投げてくれるまで待ってられないんです。

 

なので、少しでも007沼に落ちてもらえるように頑張ります。

 

 

 

 

 

公開の時には誰もが007博士になれるくらい、持てる知識をここに綴っていきます。

 

ここを私の、頑張れる土俵にしようと思います。

 

好きなものを好きになってもらえる努力をしようと思います。

 

 

 

 

 

映画のチケットって決して安くないです。

ぶっ通し2時間以上を椅子に座って、2000円近く払うのが難しい人も絶対います。

それでも、このブログを読んで「2000円払いたいな」って思ってもらえるように頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

最後になりましたが、公開を楽しみにしています。

延期という選択肢が作品にとってより良いものになりますように。